ブログをお読みいただきありがとうございます。
あっという間に夏の到来ですね。
レッスンで、汗を流しながら頑張る季節となってまいりました。
この時期、体を動かすと、ダイエット効果UPです。
ただし水分補給はしっかりと!!(*^^*)
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さて。
この夏はバレエ・ダンス映画がたくさん公開されるようです。
6月は
2本とも実在する人物に関する映画です。
もうすぐ公開される「ガール」という作品もありますね。
こちらも興味深い内容です。
ロイヤルシネマのロミジュリもあります。
バレエ映画といえば、昔からよく観ました。
小さい頃は田舎に住んでいたため、
もっぱらレンタルビデオ屋さんで、親に借りてもらって観るのですが。
~ 注意・・・ここからは、ほとんどオタクの話です
語っていたら、長くなっちゃいました!! ^^; ~
好きだったのは「ホワイトナイト 白夜」。
とにかくバリシニコフさんがカッコいい!
ピルエットの回数数えるところ、好きだった~。。
ハインズさんの踊りとの対比が、また良いんですよね。。
バリシニコフさん主演映画は何本もありまして、
ほかには、例えば「愛と喝采の日々」。
こちらは女優さんたちの演技も素晴らしいですが、
これまた、バリシニコフさんのダンスが、とっっても素晴らしく!!
その他、「センター・ステージ」「リトル・ダンサー」
「ファースト・ポジション」などなど。
「ピーターラビットと仲間たち」も、むかし東中野の映画館に観に行った記憶があります。
古くは「赤い靴」という有名なバレエ映画があって
これも大学の図書館か何かで観た記憶があります。
山岸涼子さんのバレエ漫画「アラベスク」も
バレエ映画「アラベスク」を撮影するエピソードが出てきますね^^
…と、話しはじめたら、止まらなくなりますが……。^^;
こないだ観た映画のお話をしようと思います。
1本目、「氷上の王、ジョン・カリー」!
こちらは、イギリスのフィギュアスケーター ジョン・カリーさんの
ドキュメンタリー映画。
ジョン・カリーさんは、1976年のインスブルックオリンピックの金メダリストだそう。
90年代前半に、44歳の若さで、エイズで亡くなったそうです…。
実は私、もう20年以上にわたりフィギュアスケート・ファンです。
もともと地元にいるときは、深夜テレビ放送とかBSでやっている試合を、ちくいちチェック。
東京へ行ってからは、ファンとして、長野や東京の会場に観戦に行ったりしていました。
しかも、なんとその後、ご縁なのか、
フィギュアスケートの制作会社でお仕事をすることとなり、
東京時代の最後の約3年間は、
国際大会やアイスショーの準備やプログラム制作をしたり
会場の運営チームでお仕事させて頂いてました。
(ちなみに、この3年間だけ、バレエやダンスから離れていました…
でもこの貴重な経験は、いまのお仕事にとても役に立ってます^^)
そんな感じで、フィギュアスケートはわりとずっと観てきていますが、
ジョン・カリーさんは、生まれる前の選手なので、
失礼ながら、正直、この映画を観るまで、ほとんど全然存じ上げませんでした。m(__)m
映画を観て、
正直ビックリしました!!
こんなにバレエに近い感覚で
フィギュアスケートを創った人がいたなんて!!!
まず、オリンピックで金メダルを獲ったのは「ドン・キホーテ」。
↑ キトリもバジルも、一人で何役も踊っちゃってます。
きっともっと早く回れるのに、
わざと抑制を効かせて音に合わせた動きをしているのが
逆にテクニカルでおシャレだなぁ~なんて思います^^
そしてオリンピックで優勝した直後、
きっとまだまだ現役を続けられただろう時期に、引退。
なんと、新作の作品を踊る(滑る)カンパニーを創り、各国を周ったそうです。
発想が、ダンサーですよね…。
バレエで言えば、熊川哲也さんみたいな感じでしょうか??!!
ソロ、デュエット(ほとんどバレエのパドドゥ)、群舞の作品など
沢山制作したそうなのですが、
その振付家の顔ぶれが。。↓↓↓
フレデリック・アシュトン。
トワイラ・サープ。
ピーター・マーティンス。などなど
そうそうたるバレエ・ポストモダンダンスの振付家、ダンサーさんです。。
…知らなかったー!!
この感じがもう、間違いなく
ジョン・カリーさん多分バレエが大大大好きな方なのでしょう!!
トワイラ・サープさんの振付「After All」なんて
すっごくコンセプチュアルで、
私は、(大学の授業で昔観ただけの記憶ですが、)
サープがバリシニコフさんに振り付けたという「Push comes to Shove」を思い起こしました。
しかし、一番びっくりしたのが、
ニューヨークのメトロポリタン劇場の舞台に氷を張って
ショーをしたこと。
!!!!!
オーケストラも入れたのかな???
METは、オペラやバレエを観るために何度も行ったことがありますが、
あそこに氷を張って公演したなんて、、、
すみません私には、想像できない…。
先に書いた東京時代のお仕事で、
氷の無い体育館に氷を張る作業に同行した経験があるのですが、
氷の無い場所に氷を張るって、とっても時間がかかる、大変な作業なんです。
それを実現しちゃったジョン・カリーさんという人は、
すごい。
それもメトロポリタン歌劇場で!!!?
かなりの開拓者だなと思いました…!!
つまりは、これフィギュアスケーターの映画ですが
ほとんどバレエ映画です^^
きっとバレエファンは楽しいと思いますので
おすすめしておきます!!
2本目「ホワイト・クロウ」は、
ソ連出身で、西側へ亡命して世界的に活躍したダンサー、
ルドルフ・ヌレエフさんの伝記映画です。
レイフ・ファインズさんという有名なハリウッドスターさんが
監督・出演しているそうです。
ふむふむ…。
バレエのシーンかなり多し!!
どうしても、本物のヌレエフさんの映像が恋しくなってしまう
オールドファンな私ですが^^;
ただ、主役の方もロシアのバレエ団の若きプリンシパルさんらしくて、
バレエシーンはエネルギーがほとばしっていて、
素晴らしいです!!!
それから、たまに出てくるソリスト役の
ロイヤルバレエ団元プリンシパルのセルゲイ・ポルーニンさんが
やっぱり素敵。
踊る姿はもちろん、立ち姿も ザ・ダンサー。
とってもステキです(*^^*)
個人的にはこの時代のバレエ史に興味がわいて
観た後にwikipediaで調べまくりました。^^;
レイフ・ファインズさんが演じたプーシキン先生のお弟子さんのそうそうたる顔ぶれとか、
当時のキーロフの芸術監督さんとか。
あとは亡命シーンも興味深かったです。
この時代までは、歴史や政治とバレエが結び付いていますから
個人的に、歴史という観点から興味深くて。。。
ヌレエフさんがシベリア鉄道の列車の中で生まれたこと
ソ連でも英語を勉強していたこと、
ロシアの中でもマイナーな民族出身だったことなども、
印象に残りました。
ところで、ヌレエフさんも、ジョン・カリーさんと同じく
90年代前半にエイズで亡くなっています。
この時代の素晴らしい芸術家さんは、エイズで若くして亡くなる方が多いですね。
フレディ・マーキュリーさんもそうですし。
みなチャーミングでファンの多い、素敵な芸術家さんですね。
合掌致します。。
お話がつい長くなってしまいましたが、
大人の受講生さんのなかに、80年代のヌレエフさんを
福岡サンパレスで観た方がいらっしゃって
その頃のパンフレットを見せて下さいました。
↓ ↓ ↓
私はこのころ小さかったので観ていませんが、
きっと、ご覧になった方、他にもいらっしゃいますよね。
このパンフレットの持ち主の方は、
高校生の頃に自分でチケットを買って、一人で観に行かれたそうです(!)
バレエを習っているならともかく、
バレエに関わりのない高校生さんが、劇場の少ない福岡市で、
バレエ公演に興味を持って、自らチケットを買って、一人で劇場に足を運ぶ、って、
正直、なかなか無い事なんじゃないかな?と思うのです。
その美意識に、敬服してしまいます…m(__)m
そして、そんなふうに、昔から舞台で観ていたバレエを
いつか踊ってみたいと思われていて、
いま、ご縁があって、私のレッスンに足を運んで下さることが
あらためてとても嬉しく、光栄に思います。
そんな感じで、当いろはバレエのレッスンでは、
皆さま、わりと自由に色んなお話に花が咲いています(*^^*)
いろはバレエの夏は、リハーサルを頑張る夏にもなりそうです。
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